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2016年 07月 25日

星降るホテル

ふたたび奄美大島シリーズに戻ります。

い い か げ ん 飽 き た という声が聞こえてきそうですが(笑)

そろそろ完結しますので、もう少しだけお付き合いくださいませ!

前回の奄美シリーズでご紹介したホテル ザ・シーン(THE SCENE)
「星降るホテル」という異名があるそうです。


その理由は、たぶん皆さまがご想像のとおりです。

沖縄の離島もそうだと思いますが、とにかく星がたくさん見えるそうで・・・

私も奄美大島は初めて行くので、実際どの程度のものなのか体験したことは
ありませんから、夜になるのを楽しみに待っていました。






星降るホテル_b0290189_16180850.jpg
日が傾いてきて、空も海も昼間の色とは全く違ってきます。

ちなみに、この写真はベッドの上からスマホで撮影しました。








星降るホテル_b0290189_16184913.jpg
美味しいディナーに舌鼓を打ちながらサンセットを堪能し、
夜の帳が下りるのを待ちます。


そして、残照も消えて、人工の明かりがほとんどない奄美大島最南端の
ヤドリ浜は闇に包まれます。


月が出ていると天の川もあまり見えませんが、この日は運良く月の出が
深夜1時頃でした。


天の川が昇ってくる時間を事前に調べ、月との兼ね合いもあり
「午後11時頃がベスト!」と判断しました。


鑑賞する場所は、ここのホテルの屋上。



屋上に通じる階段はけっこう明るいので、屋上に出てもしばらく目が慣れるまでは
あまり星が見えないかな? などと考えながら屋上へ出てみたのですが・・・






そんな心配は杞憂に終わりました。













星降るホテル_b0290189_16184909.jpg
ザ・シーン(THE SCENE)の屋上です。

「星降るホテル」の名はダテではありませんでした。

決して誇張した名前ではないと思いました。

屋上に出た瞬間に、ものすごく見えました。


フェンスが異様に明るく見えるのは、ホテルの外にある僅かな外灯によるものです。
ちなみに、屋上に置いてあるチェアーは、肉眼では最初まっっったく見えませんでした。
自分の足元すら見えず躓いて転びそうになったほどです。
それが、超高感度で長秒露光を行うことで、こんなにも明るく写ってしまいます。

もちろん1枚撮りです。
コンポジット等は一切行っていません。 やり方も知りません(笑)

ソフトフィルターは使いました。
Kenko TokinaのMC PROソフトン(A)というフィルターです。

ソフトフィルターを使うと星空が賑やかになることは知識としてありました。

調子に乗って感度を上げすぎ(4500)ノイズだらけの写真になってしまったのは
残念でした。やっぱりD7100でISO4500は無謀だったようです。

露光時間は20秒です。

写す方角とか焦点距離によっても変わりますが、広角で撮る場合ですと、
星が流れないで点として見えるのは、それくらいが限界のようですね。









星降るホテル_b0290189_16184393.jpg
少しホワイトバランスを変えたバージョンです。
こちらも20秒露光。 F2.8 ISO4500 です。

どれが彦星(アルタイル)で、どれが織姫星(ベガ)なのか全くわかりません。

というか、知りません(笑)

もしかしたら、上の写真には写っていないかもしれませんし。

目が慣れてくると、足元も見えるようになりました。
それにあわせて夜空の星も、さらにたくさん見えてきました。


ちなみに、写真歴は長いくせに、星を撮ったのは生まれて初めてです。
(月は何度も撮ったことがありますが)

何故か、今までは星を撮ろうという気になれず・・・
1つには、私の性格上「めんどくさい」というのが理由にあります。

まぁ、実際めんどくさかったですね・・・ピント合わせが!

人工の明るい光源などがあればそれに合わせることもできたと思いますが、
そういう物が見当たらず非常に苦労しました。

最後はもう投げやりに近かったです(汗)

ソフトフィルターを使ってるし、ちょっとくらいピント外しても大丈夫だろう、
しかも星が流れてるし、厳密じゃなくても・・・

しかも、色々と指南本を読むと、ドンピシャにピントが合っていれば良いもの
ではないと知って、ますます面倒になりました。


なんだか、星撮りは色々と奥が深いようです。


そういうこともあり、かなり自分流の、非常に大雑把な撮り方なんですけども、
なんとか天の川をとらえることはできたようです。

現像の仕方とかよく知らないので、専門の方が見れば「お話にならないレベル」
なんだとは思いますが。


今回初めて星(天の川)を撮ってみて思ったことは、やっぱり星を撮るなら
フルサイズ機だな、ということです。

高感度に強いフルサイズで、明るい超広角レンズを使う。

初めて「フルサイズ機が欲しいな」と思いました(笑)


また機会があれば、もっと勉強をして星空を撮ってみたいと思います。







by view-finder | 2016-07-25 17:11 | 風景


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