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2015年 04月 13日

ヒコーキ X モノクロ

ヒコーキ X モノクロ_b0290189_19062902.jpg
唐突ですが・・・モノクロ(monochrome)写真はお好きですか?(笑)

私について言えば、昔はあまりモノクロは好きではありませんでした。

でも、写真をやればやるほど、モノクロ写真にも魅力を感じるようになりました。

モノクローム = 黒白写真(白黒写真) ではないのですよね。厳密には。

モノクロの「クロ」は「黒」ではありません。
モノクローム/monochrome = 1つの色 です。(mono = 単一)

実際モノクロームはBlack and White(黒白)が多いことは確かですが、
色が付いていても単色ならばモノクロームです。
セピアなどが良い例ですね。









ヒコーキ X モノクロ_b0290189_19083162.jpg
個人的な好みで言いますと、完全な黒と白だけでなく、少し色がついた
モノクロームも好きです。

(今回アップした写真は全て完全な黒白です)


どんな写真もモノクロに変換すると何となく芸術的になる・・・
などと言われることもありますが、私は全ての写真がそうではないと思います。

モノクロに適した光の状況、モノクロが似合う被写体というは確かに存在すると思います。






ヒコーキ X モノクロ_b0290189_19391235.jpg
一つの色しかなく、光の強弱を濃淡で表現するわけですから、
シャドーとハイライトが比較的ハッキリした状況に向いているのでは
ないでしょうか。

つまり、ある程度コントラストがあるということです。

無機質なモノ、同じパターンが続くような絵、造形美、シルエット的な表現、
そういう時にもモノクロ写真が威力を発揮するような気がします。

ヒコーキも状況によってはモノクロがとても似合うと思います。






ヒコーキ X モノクロ_b0290189_19205577.jpg
こういう状況もモノクロにすると非現実的な感じが強調される気がします。

カラー写真は、その時の色がとても美しければ誤魔化しが利く・・・
と言ったら語弊があるかもしれませんが、構図や露出がイマイチでも
色が本当に美しければ感動することができるかもしれません。

その点モノクロは、色で表現することができませんから、構図や
露出(シャドーとハイライトの具合)に気を使う必要があると思います。


「写真の基本を勉強するならモノクロが良い」と聞いたことがあるのですが、
それはこういう理由からなのかもしれない、と最近思っています。


中にはモノクロ写真は全く好きじゃない人もいると思うので、
そういう方は読み流してください(笑)






by view-finder | 2015-04-13 19:41 | 羽田空港


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